こんちは。
風がすっかり秋ですね。今日も昔話を。
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ある日、母上が帰ってくるなり怒っていました。
『まこち、うちんこは、外面ばっかし、いーごたるが。 外面仮面じゃね。』
プンプンと効果音でも入れてみたいくらいにご機嫌ナナメ。
その日は、小学校の参観日。
どうやら、お友達の母上様方から、我が家の外面仮面達が
お行儀がよろしいと賞賛されたらしい。
『ちっと、ココきてんない。次女、3女、4女。』
玄関に呼ばれた姉妹。(長女は中学生なので部活中でまだ帰宅してない。)
はい、かしこまりまして!とは、いわないが
迅速に行動した姉妹 、危険を察知する能力にかけては長けている。
『はい、この靴。きちんと揃えてありますか?』母
『いいえ、おかーさん。脱ぎっぱなしです。』外面仮面達
『じゃあ、なんで、お友達の家では、出来るのに
家では出来ないのですか?』母
『・・・』(どうして、それを知っている?)外面仮面達
『今日、おかーさんは、とても恥かしかったです。
何故ならば、うちの子が外面仮面なのを知ったからです。
お友達のおかーさん達は、皆、うちの子が、
きちんと挨拶も出来て、靴も綺麗に揃えてあると褒めてくださいました。
でも、家ではどうして出来てないのでしょう。
いつも出来ているのなら、おかーさんも、 嬉しかったはずです。
誇らしかったはずです。おかーさんは、外面仮面な子は嫌いです。
よーく考えなさい。』
ええ、姉妹は無言で、靴を揃えました。
そうです。姉妹は、外面仮面なのです。
特に教えられた訳でもないのですが、変身していたのです。う。
しかし、その名前をつけたのは、母上です。
そとづらかめん
なんか、お面をたくさん持ってそうですね(違)