あんよね。

片面印刷チラシの裏みたいなもの。

局とは。

以前の職場の話である。

社員数は、入社当時80名程度。
同期入社は、4名(私含む)
女性2、男性2であった。
全く知識経験もなく入社したのだが
勤務時間後の通学も認めてくれ、
且つ協力的な体制であったので学校にも通うことができた。
本と、感謝している。

ところで、技術系の会社であったので
男性社員の割合が多かった

私と同期のHちゃんの上の女性社員は?というと
一回り上のTさん、2回り上のMさん、そして
経理の定年3年前のWさんのみだった。

そのMさん、Tさんも1年後、お子さまの都合で
辞職されたので、実質私と、Hちゃんが一番上となった。

あくる年、4名の女性社員が入社。
その次の年、中途採用で、1名。
その翌年、3名。
いっきに、10名となった。
トイレも別々、環境も整ったのである。

ところで、女性社員、なかなか見た目にも美しかった。
私は、みそごのような存在であったので
先輩男性社員に酒の席で、よく

『こーしてみると、うちの女の子は綺麗どころだねぇ』

と、感想を聞いたりする役割だった。
同期のHちゃんは、その頃には、別の営業所に転勤していたので
私が局となって、人間関係の潤滑油にならねばならぬらしかった。
同じ勤務地ではあるが、女性社員の中で私は、所属する部が違うので、よくわかっていなかったのだが
どうも、女性社員同士の関係が、ギクシャクしているので何とかならないものか?
との相談があり、ここは、局の私にと白羽の矢がたったのだ。
それぞれは、良い人だった。
オモシロイし、仕事は出来るし、何の問題があるのか?
が正直な感想だったのだが、よくよく聞くと
まぁ、綺麗なのがアダになるというか、まぁ、そんなところだった。
平たく言えば、ちょっとした羨望がよくない雰囲気を醸していた

元々、男性社員が多いので、女性社員は大切にされるのだが
行き過ぎると、まぁ、色々と・・・

で、局としては一席設けることにした

日本酒のおいしい居酒屋で女性社員だけの親睦会を開催したのだった
しかし、説教するほど偉くもないし、事情もわからないので
話をふりつつ、ガンガン呑んでしまっていた私

話は、核心。不穏な空気のまさにその時
局は、突然、果てた(恥)

慌てたみんな、話どころではない。
意識ははっきりあるので、
『大丈夫だってば。あはは。ごめーん。』
だが、体が拒否反応、トイレに担ぎこまれた
すごい、迷惑な局である。
みんなで、家まで送ってくれた(嬉泣)


それが、良かったのか悪かったのかはわからないが
翌日から、確実に関係は良好になった

『よくやった!』

上司からも報告を貰ったので安心である。

が、それでよかったのかどうか、今でも疑問を抱える
ただ、飲みすぎて醜態を晒しただけの元局であった。