あんよね。

片面印刷チラシの裏みたいなもの。

キングダムと、月見ヶ丘の君。

こんにちは。

今日は、ザ!初夏!って感じの天気ですよ、えぇ。

何だか、気持ちも緑が眩しい感じです、はい。意味わからんけど。

 

んと、最近、テレビの再放送とかで

昔のドラマとかを放映してたりしててさ、それに伴って

こう何て言うか、甘酸っぱいような季節で言えば、まさに初夏!

な気持ちを抱くドラマをみてしまったんですよね、えぇ。

いや、ドラマの設定年齢よりちょい上世代の頃に観たドラマだから

残ってるんだと思います、はい。

甘酸っぱい気持ちというのは、当時より、それを過ぎた後に感じるというか

そういうものだと思うので、えぇ。

映画のラブレターとかドラマの白線流しとかそうじゃないですか?

その時代を過ぎた人が観るとより感情移入しちゃう気がしますよ、はい。

(私だけの場合もあり)

というか、その時代の酒井美紀柏原崇は別格。それ以外はないくらい。

あの世代のあの役は今見ても、あの2人だったからこその共感性(?)だと

思ったりもするんですよね、えぇ。ま、脚本とか演出とか撮影監督とか全てが

揃ってたのもあるのかもだし、自分の好みでもあるのかもですが、ね。

 

前置き長くなりました。

柏原崇の話です。安藤政信の話です。古尾谷雅人根津甚八三上博史

真田広之(ほえろ鉄拳)、最近で言うと映画キングダムの吉沢亮の話です。

いや、長ちゃんの話。やはり私の中のイケメンは長ちゃんだな、うん。

 

長ちゃんについては、昔、よそで書いてた日記をおきますね。

(既にどこかに置いてあるかもですが)

 

 

~~~

 

TVで若い(ハイティーン)男の子をみてたら、思い出したので書いてみる。

当時、私は、高校2年生。花も恥じらう女子高生だったんですよ。
いっちょまえに、好きな人もいたんです。ええ、男子ですよ。

しかし、この好きな人。
みてるだけで良かったんです。はい。本とに。
しいて言えば、ブラウン管の向こう側のアイドルです。
とはいえ、その人は、中学の同級生なんですが、おばかな話をしてたりも
したんですが。ですので、好きになったんですが。
ほかの人が好きな、その人が好きだったんですね。よくわかりませんが。
そんなわけのわからないのが、思春期というものです。はい。

で、その人は、元々、一緒に正座をした彼女、つまり幼馴染が

『すっげー、カッコイー人がおるっちゃが!てげ、好き。』

と、中学に通う道すがら、1年生の頃から、
こんこんと私に語り聞かせてた人なんですよ。はい。

『ふーん』

と、その人自身には興味もなかったんですが、彼女が話すとき、とても目が輝いてて
かわいいなぁと思ってたくらいだったんですね。

ところが、中学3年の時に同じクラスになったんです。はい。
彼女と、私と、その人と。

で、彼女は、伝えないことには始まらない主義だったんで
過去2回ぶつかってたんですが、成就するには至らない結果だったんですね。はい。

で、同じクラスになると必然的に話す機会も増えて、その人の生態もわかってきたり
で、ああ、彼女は、姿形だけでなく、こんなことろが好いといっていたのね。
というのがわかってきたわけなんです。はい。

 

で、気づいたら、私もとりこになってたわけなんです。はい。

幼馴染の彼女に

『やっと、好きっていってたことがわかってきた。うちも好きじゃ。』

と、通学中、話すようになったんですよ。はい。

ええ、彼女も既にその頃には、アイドル的存在として、その人を捉えていたので

『じゃろ、じゃろ。てげ、いいがねー。』

と、語りあってたんです。はい。
で、私もその人とは、男友達としておばかな話から、真剣な話までしてたんですね。
ええ、特別にツバつけた感覚ではないのです。はい。
話してて、楽しい。目でおってしまう。そんな感じ。

で、そんなこんなで、卒業したんです。
ええ、決まりのボタンも貰いました。ふつーに。
何ていうのですか。そのー、イベントみたいなもんですからね。

で、3人とも別々の進学先だったんですね。
しばらく、ソレゾレ学生生活を楽しんでたんです。

 

で、高校1年のバレンタインデー間じかのある日のこと。
偶然にも、隣町で、幼馴染の彼女と鉢合わせしたんです。はい。

『元気ねぇー?そいえば、チョコ渡す人できたとや?』

などと、女子高生らしい話をふったりなんかして、そしたら

『うんにゃー。あん人ほどの人がおらんつよ。どんげすっかねー。』

と、お気楽な話をしてて

『じゃーさ、あん人にチョコ送ろーや!』

と、どちらともなくそんな結論になりまして、いそいそとチョコを選んで
ラッピングなんぞしてカードも添えたりなんかして同級生2人からのプレゼントが
出来たわけなんです。はい。
で、そこで、問題が発生。実は、その人は地元を離れて別の地へ行ってたのですね。
で、送ろうにも送り先がわからないわけです。
さて、困ったぞ。

実家に電話したら、直ぐにわかるわけなんですが、それは、結構勇気のいること。

 

で、彼女は、恥ずかしから電話を出来ないと。。。
なんて、かわいいのでしょうか。心の底からそう思いました、私。
しかし、そしたら、このプレゼントはどうするの?ってことで、
私、電話しました。あの人の実家に。はい。

『私、中学3年の時に一緒のクラスだったくろと申しますが、○○君の住所を教えてもらえますか?』

『ああ、くろちゃん。あ、チョコでしょ。ありがとね。ちょっと待ってて。
ああ、これだ。○○○○○よ。○○も喜ぶよ。ありがとね。』

しまった。あの人のおかぁさんには、認知されてたのです。はい。
何も言わないうちに、チョコだとわかるということは、事前に何人かの問い合わせが
あったのが容易に推測ができます。が、私が、認知されていたとは・・・。

もしかして、どこが面白いのかよくわからないと言いつつも

他にも貸してと言って持って帰ってた少女漫画は本人ではなく、おかぁさんが

読んでいたのだろうか。

ま、気にしない。気にしない。

で、住所はわかりました。

彼女と話し合いの結果、宅急便を使うことになったんですよ。
ええ、その日は日曜日。近くの郵便局は窓口がお休みだったんですね。はい。

ところで、差出人の欄をどうするのかと。
ここは、彼女が名前をだしたほうがよいのでは?
と、提案したワケなんですが、
またもや、恥ずかしいと、くろの住所と名前で出してくれと。

『んだらさ、もし、もしもよ?あん人がお礼の電話してくるときに、
 たぶんやけんさ、2人にはかけんかん知れんよ。お礼ゆーちょってーて、
 声が聴けんでんいいとや?うちんかかってくるよ。』

『うん、いい。かかってきたら、何話していいかわからんもん。』

そうですか。わかりました。では、そうしましょう。
発送も無事終わりました。
2人とも何だか達成感でいっぱいです。

で、達成感のあと、ふと思い出したワケなんです。
そいえば、彼女は直接ぶつかったことがあるはず。
なのに、なんでや?と、

『だって、ダメやったがや?じゃかいよね、恥かしいがや。』

わかったような、わからないような。
つまりは、コレをきっかけに特別になろうとかいう気持ちではない。
そこが、この時の私と彼女の一致した気持ちだったのですよ。はい。
高校1年の思い出にと、好きな人に何かを選ぶのが楽しかったんですね。はい。

 

さて、数日後、学校から帰宅すると

『くろ、さっき男の子から電話があったよ。また、かけるていいよったけん。』

『誰ていいよった?』

『あー、名前いったっちゃけんよー、忘れた。また、かけるて。』

もしや、あの人?
少し、勝手にドキドキしてきたんですよ。はい。
しばらくの後、電話がなりました。

リーン、リーンと。
居間からダッシュですよ。電話は玄関にあるのです。

『はい。もしもし。』息を落ち着けながら

『もしもし、私、先ほど電話した○○ですが、くろさんは帰ってますか?』

あの人です。ドキドキしてきました。

『あ、長ちゃんやったっちゃ。うち。久しぶりやね。』

『おおぉ、くろちゃん久しぶりー、チョコありがとね!すっげー嬉しかった。
疲れて帰ってきたら、プレゼントがあってすっげー嬉しかったとて。本と、ありがとー。』

滅多に早口にならないその人でしたが、早口で一気にお礼を言いました。
本とに喜んでくれたんだなぁとこちらまで嬉しかったです。はい。

しばらく歓談ののち、電話終了。
何だか、顔がゆるみます。

その後、月日は流れ。。。

高校2年の晩秋、我が地元では催し物があったんです。はい。
で、友人と連れ立って出かけたワケなんです。

ぶらぶらと歩いていると、前方にあの人発見!
何ですとー。相変わらず、カッコイーではないですか!
何々?帰省中なんでしょうか。
と、ここで、隠れなければと、今ならまだ気づかれてません。

くるっと方向転換し視界に入らないように去ろうとしてました。
ええ、逃げようかと。そのときです。

『こらーっ、くろ、何逃げようとしちょっとかー!』

爆笑しながらの声が背中のほうから聞こえてくるではないですか。
おそるおそる、振り返ると、あの人の横には、その声の主。
いつも、なぜか私のキューピット役をしたがる男友達がいるではないですか。
実は、あの人を理由に色々と面倒をさけていたのですよ。
好きな人がおるからと。

ああ、終わったなと。

密かにみてるだけでよかったんです。
それで充分だったんですよ。隣に私がいる絵は全く浮かばないのです。
好きな彼女のことを話すあの人の顔をみてるのが好きだったんですよ。
ぼーっと外をみてる横顔も好きだったし。
白いボールを追ってる姿も、たまに笑うところも、冷静を装いながらも正義感が強いところなんかも。
美化してるままで、いさせてください。
お願いします。

ええ、思春期特有の片思い症候群とでもいいましょうか。

そんな人が一人くらいいてもいいのではないでしょうか。
みてるだけでよいのです。

はい、自己完結の話なんですが。

終わり。

 

~~~

 

長ちゃんは、中学卒業後に地元ではない高校に進学したのですが

そこで、実は自分が割と正統派イケメンなんだと自覚したのです、はい。

それまでも、薄々イケメンだとは気づいていたでしょうが、

それがポジティブな事かと言えば、そうでもない風に捉えていたんです、えぇ。

でね、高校生になって電話で話してた時に

 

俺、最近、月見ヶ丘の君と言われてるらしい、

 

と。

 

何か、漫画見たいな話でしょ?

 

と笑いながら話してて、個性として受け入れたんだなと

何だか、そんな事を思い出したりしましたよ、えぇ。

 

 

んじゃ!